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Channel: 未来を見つめて 夢の彼方へ!
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高倉健さんの素敵なエピソード(^^)

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1.
『幸福の黄色いハンカチ』の冒頭で、刑務所から刑期を終え出所した直後の食堂で、女性店員についでもらったグラスに入ったビールを深く味わうように飲み干した後、ラーメンとカツ丼を食べるシーンがある。
その収録で「いかにもおいしそうに飲食する」リアリティの高い演技を見せ、1テイクで山田洋次監督からOKが出た。
あまりにも見事だったので、山田が問い尋ねると「この撮影の為に2日間何も食べませんでした」と言葉少なに語り、唖然とさせた。


2.
真冬の福井へロケに行った際、高倉は休みの日だったが、ロケ現場へ激励に現れた。
厳冬下であったので、出演者・スタッフは焚火にあたっていたが、高倉は焚火にあたろうとしない。
スタッフが「どうぞ焚火へ」と勧めたところ、高倉は「自分はオフで勝手に来た身なので、自分が焚火にあたると、皆さんに迷惑がかかりますので」と答えた。
このため、スタッフだけでなく、共演者も誰一人申し訳なくて、焚火にあたれなかったと発言している。
やがて「頼むからあたってください。健さんがあたらないと僕達もあたれないんです」と泣きつかれ、「じゃあ、あたらせていただきます」となり、やっと皆で焚火にあたることができた

 
 
 
 
3.
軍隊が訓練中に八甲田山で遭難してしまう映画「八甲田山」
吹雪の中で立ち往生してしまうシーン
現場に行くのに役者は歩いて行かないといけない
当然足跡がつく
立ち往生しているのに足跡がついているのはおかしいと、雪山で4時間、足跡が消えるのを待った


4.
高倉さんは撮影の前に必ず現場を自分の目で確かめにいらっしゃいます。僕の撮影の時は必ずですから、すべての現場でそうされてるのではないかと思います。
その時は撮影前日で、強い雨が降っていました。これだけ強い雨だから、もしかしたらチェックに来られないのではないかとも思っていました。冬が近づいていてかなりの寒さでした。僕らスタッフ全員、緊張しながら高倉さんを待っていました。
約束の時刻ピッタリに車が止まり、ドアを開ける高倉さんが見えました。僕らが待っている現場まで4~50mはあったでしょうか。高倉さんは傘も差さずに、そのまま走って向かって来るのが見えました。一刻も早く現場をこの目で見たい、少しでも早くスタッフを確認したいとの思いだったのでしょう。運転手や代理店の人たちが傘を持って後ろから高倉さんを追いかけています。
一瞬のうちにずぶ濡れになった高倉さんを見て、僕たちスタッフは、全員、差していた傘をその場に投げ捨てていました。


5.
高倉のファンである映画監督・張芸謀(チャン・イーモウ)は、『単騎、千里を走る。』の撮影の際、高倉が休憩の時に椅子に一切座らず、他のスタッフに遠慮して立ち続けていたことや、現地採用の中国人エキストラ俳優にまで丁寧に挨拶していたのを見て「こんな素晴らしい俳優は中国にはいない」と発言している。


6.
『夜叉』の撮影初日が終わり、役者・スタッフの泊まる旅館へ到着し、食堂へ行くと、高倉と監督の前だけ、皆とは違った豪華な料理が並んでいた。これを見た高倉は「自分も皆さんと同じ料理にしてください」と遠慮していた。



7.
高倉健さんが撮影を終えて帰国したあと、撮影場所だった雲南省麗江が水害に見舞われた際、高倉健さんは、どこからその情報を聞きつけて、村に、たくさんのプレゼントを送ったそうです。そのプレゼント中に、とくに、向日葵の種が入っていたことに、村長が深く感動したとのこと。


8.
高倉さんがJRA(日本中央競馬会)のテレビCMに出た時のことだ。
牧場を舞台にしたドラマ風CMの撮影に、北海道の小さな町の人たちが協力してくれた。
ある日、町に電話が入る。お世話になったお礼に「町の行事に参加したい。ただし、内証にしてください」
当日、会場に現れた高倉さんは、連れてきた宇崎竜童さん(だったと思う)のギターで何曲か歌った、と後日報じた記事には、町の人たちを感激させたとも書かれていた。


9.
主演映画「あなたへ」のロケ地として協力を受けた富山県・富山刑務所を表敬訪問した。今作で演じた倉島英二は刑務所の指導技官という役どころで、昨年9月に5日間にわたり撮影を行った。高倉の感謝の気持ちを伝えたいという思いから、再訪が実現。同刑務所内の講堂で受刑者約350人と対じし「1日も早く、あなたにとって大切な人のところへ帰ってあげてください。心から祈っています」と語りかけると、受刑者たちから盛大な拍手が沸き起こった。



10.
知り合いの整備士から聞いた話。
彼は暫く太秦映画村近くのガソリンスタンドでアルバイトしていた。場所柄、ときどき俳優がやって来る。といっても一人で来るのはまれで、殆んどは取り巻き連中に囲まれてやってる。そんなだから直接話をする事はないし、話す事があったとしても、役ではいい人を演じてるのに「なんやこいつは」と思う俳優が結構いるらしい。
そんな中で「さすがだな」と思った人の話。
ある日の事「すみません洗車させて下さい」と高倉健が一人でジープに乗ってやって来た。
スタンドの事務所の中では「高倉健だ、高倉健だ」と大騒ぎをしているのに、当の本人はそんな事にお構いなく黙々と洗車をしだした。少し寒い日だったので気の毒に思った知人が「手伝いましょうか?」と言うと、スクリーンの中のあの姿勢と話し方で「いえ結構です、一人でやります。」といって、また黙々と洗車をしだしたという。
スクリーンの中の健さんは、私生活でも高倉健であった。

 
 
 
 
 
本当にすごく素敵な人だったんだね、高倉健って
まだ訃報が信じられない
 
 
今の芸能界見ても、こんな人格者居ないな。
 
 
ご冥福をお祈りします。合掌。
 
 
 

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